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行政書士試験の勉強方法 具体的学習法

1.基本書 、判例集を読む
 学習方法を簡潔にいうと“基本書を読む→過去問を解く”という流れでした。基本書を読む回数は、理解度や試験までの勉強可能時間にもよりますが、私は2回くらい読んでから過去問に取り掛かりました。基本書を読むときには条文を引いた方がよいのですが、時間がかかってなかなか大変ですので、1週目は引かなくてもよいと思います。
 行政書士試験は択一形式が中心ですので、次の過去問演習のほうが重要であり、基本書は全体像の理解を中心に読み進め、あまり入れ込む必要はないでしょう。
 判例集は余力のあるときに読んでいました。

2.問題演習
 問題演習は知識を定着させるために非常に重要です。実際の過去問の使い方ですが、まず問題を解き、間違えた問題やよくわからなかった肢を中心に解説を読み、重要だと思う部分に線を引きます。加えて、出てきた条文の文言については、六法にも線を引きます。線を引く際には色鉛筆を使用していました。六法の紙質上、ボールペンやマーカーでは破れたり、裏まで染みたりしてしまいそうだったからです。条文に線を引く方法は、行政法においては特に役立ちました。
 過去問の解説を参考にする方法は賛否あります。なぜなら解説は予備校が作成しており、本によっては正確性が怪しいものがあるからです。条文の文言であれば条文を確認することが大切です。
 ひと通り解いたら、間違えた問題を再度解きます。1度目に解くときに、間違えた問題に付箋を貼っておくとわかりやすいです。2度目に解いたときに間違えた箇所や暗記すべき事項については、ルーズリーフに書き出します。
 2度目に間違えた問題は再度、正解になるまで解きます。そして時間があれば、1度目に解いたときに正解した問題も含めて全て解きなおします。
〈過去問の解き方まとめ〉
①間違えた問題をチェックし、解きなおす。付箋をつけておくと便利。
②間違えた箇所、重要事項などをルーズリーフに書き出す。
③出題された条文に線を引く

3.記述対策
 私の場合は、記述対策は特にしていなくて、点もあまりよくありませんでした。択一で合格ラインまで持っていけると安心です。
ただ試験を受けるにあたって注意すべきことは、設問のすべての語句、数字を使うわけではなく、解答するにあたって関係のない文もあるということです。むしろひっかけで、関係のない文が入っていることもあります。
他資格の記述問題においては、”問題文には無駄がないから一言一句きちんと読んで考えなければならない”と言われることもあります。しかし行政書士試験においては、これは当てはまりません。

4.予想問題集を解く
 予備校から出ている市販の予想問題集を解きました。得点は合格ラインに届かなかったり、ぎりぎりだったりしました。でも本試験では点数に余裕を持って合格できましたので、予想問題集はあくまで模擬試験であり、時間配分や問題形式に慣れるために解くと考えたほうが良いと思います。

5.その他に行った試験対策
□条文素読:条文のみを読んでいきます。憲法と行政法においては効果的でした。過去問を解くときに出題された文言に線を引くと書きましたが、条文素読の際にこの作業が活きてきます。民法と商法は条文数が多いので、そこまでする必要はないと思います。
□直前期には、ルーズリーフにまとめたものを繰り返し読みました。
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行政書士試験対策で使用した問題集

□『出る順行政書士 ウォーク問過去問題集』LEC:全科目使用しました

□『新司法試験 短答過去問パーフェクト』辰巳法律研究所:司法試験でも憲法、行政法、民法、商法が試験範囲になっていましたので、演習量を増やすためにも該当科目については使用しました。
 私が行政書士試験の学習していたときは(2012年)、司法試験の択一試験が7科目あり、商法と行政法も含まれていました。そのため司法試験の過去問題集も利用できましたが、今は憲法、民法、刑法の3科目ですので、過去問を利用することは難しいかもしれません。ただ、司法試験の受験資格を得るための「予備試験」においては、現在でも商法と行政法が択一試験の受験科目に含まれていますので、これを利用しても良いかもしれません。
 また、過去問と類似のものに辰巳法律研究所から出版されている『肢別本』という問題集があります。これは過去問を1問1答形式にして解説をつけたものです。このシリーズにも商法と行政法がありますので、利用するもの手です。

□『本試験をあてる TAC直前予想 行政書士』TAC:問題形式や時間配分に慣れるために、直前期に解きました。

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行政書士試験対策で使用した参考書

〈六法〉
『ポケット六法』有斐閣

〈憲法〉
■『憲法』芦部信喜/著 高橋和之/補訂 岩波書店:1冊にまとまっているので、主に読む用に使用しました
□『憲法』1、2 野中俊彦 中村睦男 高橋和之 高見勝利/著 有斐閣:人権と統治が2分冊になっていて頁数も多いため、全て読むのは大変です。わからないところを詳しく知りたいときに参照しました。
□『憲法判例百選』Ⅰ、Ⅱ 有斐閣

〈行政法〉
■『行政法』櫻井敬子 橋本博之/著 弘文堂:この本も1冊にまとまっていて、何度も読むのに向いています。
□『行政法概説』Ⅰ、Ⅱ 宇賀克也/著 有斐閣:3分冊となっていて、上記『行政法』よりも詳しく書かれています。この基本書にはⅢもありがますが、試験での重要性は低いと判断し、ほとんど読みませんでした。
□『○○年版 出る順行政書士 合格基本書』 LEC:住民監査請求はよく出題されていましたので、まとまったわかりやすい解説が欲しいと思い、住民監査請求の部分のみ使用しました。

〈民法〉
■『民法概論』1~5 川井健/著 有斐閣:ながらく改定されていない巻もありますので、使用する際には注意が必要です。

〈商法〉
■『会社法 LEGAL QUEST』伊藤靖史 大杉謙一 田中亘 松井秀征/著 有斐閣:分量的にも内容的にも読みやすいです


 法律系の基本書はたくさんあり、どれを使うか迷ってしまうと思います。そんなときは、書店で実際の本を見たり、図書館で借りて読んでみたりして、読み切れそうであれば購入するといった方法のほうが良いかもしれません。

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行政書士試験の勉強方法 概論

1.予備校を利用するか独学か
 まず行政書士試験の勉強を始めるにあたって予備校を利用するか、独学かという問題があります。私は、一般知識は自信がなかったので、予備校の通信講座を利用しました。法律科目はほぼ独学ということになるでしょうか。曖昧な表現ですが、この試験の勉強を開始する前に、他の法律系資格を勉強しており、憲法、民法、商法については予備校の講座を利用していたため、ゼロからのスタートではなかったからです。ただ私の場合は、以前記事でも書いたとおり、その特性上講義を視聴しても理解できないことが多かったです。それでも講義は法律的な考え方を学ぶのに役立ったと思います。そして具体的な知識は基本書や問題集を通して学ぶといった形式なりました。行政法はゼロから独学でした。

2.参考書選び
 予備校を利用しないとなると、自分で参考書を選択しなければなりません。参考書は予備校等から出版されている試験用に書かれたものと、法律の専門家が書いた基本書と呼ばれるものがあります。私は基本書を中心に学習しました。具体的にどの本を使って学習を進めていったかは、次回以降の記事で書きたいと思います。

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行政書士試験の概要

1.概要
 行政書士試験は毎年11月の第2日曜日、午後1時から午後4時まで行われます。受験資格の制限はなく、誰でも受験できます。

2.試験科目
 試験科目は、「行政書士の業務に関し必要な法令等」(法律科目)と「行政書士の業務に関連する一般知識等」(一般知識)に分かれます。
 法律科目は、憲法、民法、行政法、商法、基礎法学です。「行政法」というのは、法典の名前ではなく、行政系の様々な法律の総称で、個々の法律を数えると膨大な数になります。ですから、その中で行政書士試験に出題される範囲は、“行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法及び地方自治法を中心とする”とされています。
 一般知識は、政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解の分野から出題されます。

3.試験形式
 法律科目は択一式と記述式です。記述式は事例に対する結論や制度の説明について問う問題などがあり、40字程度で解答します。
 一般常識は択一式のみとなっています。
 
4.合格基準
 総合点は約6割で合格となります。ただし、法律科目と一般知識のそれぞれに合格基準点があり、法律科目で約5割、一般常識で約4割以上の得点がないと総合で6割以上の得点をしても不合格となってしまいます。
 一般常識は対策が立てにくいところもあり、それがこの試験の難しいところかなと思います。
 なお過去には、その年の試験問題が難化したため、合格点が下げられたことがあるようです(問題の難易度による補正的措置)。

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